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「うち、日当たり悪いのよね…」植物を育てたいけど、光が足りないって諦めていませんか?
多肉植物 日陰でも育つ!おすすめの種類を知ろう
多肉植物 日陰でも育つ!おすすめの種類を知ろう
明るい日陰でも大丈夫!ハオルチアの仲間たち
多肉植物って聞くと、太陽の下でキラキラしてるイメージが強いですよね。でも、諦めるのはまだ早い!
実は、多肉植物の中にも「直射日光はちょっと苦手…」なんていう、日陰寄りの性格の子たちがいるんです。
その代表格が、ハオルチアの仲間たち。
オブツーサとか、プニプニして窓みたいになってる葉っぱが可愛いですよね。
あの子たちは、原産地でも木陰とか岩陰にひっそり暮らしていることが多いんです。
だから、強い日差しに当てすぎると葉焼けしちゃうことも。
レースのカーテン越しとか、北側の明るい窓辺なんかがちょうど良い場所です。
水のやりすぎには注意が必要ですが、比較的ゆっくり成長するタイプなので、初心者さんにもおすすめです。
個性的な姿で人気!リプサリスやセダムの一部
他にも、ちょっと変わった姿で人気のリプサリスなんかも日陰に強い多肉植物です。
森の中で木に着生している種類が多いので、強い日差しよりは湿度があって、明るいけど直射日光ではない、みたいな環境を好みます。
ヒョロヒョロと伸びて垂れ下がる姿は、ハンギングにしてもおしゃれ。
セダムの中にも、セダム・モリガスクラエ(玉葉)みたいに、半日陰くらいの方が葉の色が綺麗に出たり、徒長しにくかったりする種類もあります。
全てのセダムが日陰OKではないので、種類ごとにチェックが必要ですが、探せば色々な「日陰向き」多肉が見つかりますよ。
- ハオルチア(オブツーサ、十二の巻など):直射日光が苦手、明るい日陰を好む
- リプサリス(種類による):着生種が多く、湿度と明るい日陰を好む
- セダムの一部(玉葉など):半日陰で徒長しにくい場合がある
- ガステリア:ハオルチアに似て、直射日光を避けた場所を好む
多肉植物 日陰での管理、これだけは押さえたい水やりと置き場所
多肉植物 日陰での管理、これだけは押さえたい水やりと置き場所
日陰だからこそ慎重に!水やりの鉄則
多肉植物 日陰での管理で、一番気をつけたいのが水やりです。
「日陰だと乾きにくいから、たっぷりあげなきゃ!」なんて思ったら大間違い。
むしろ、光合成があまり活発でない日陰では、土が乾くのが遅くなります。
ここでいつもの感覚で水をあげてしまうと、根っこがずっと湿った状態になって、あっという間に根腐れ…なんて悲劇が起こりやすいんです。
水やりの基本は「土が完全に乾いてから」。
鉢を持ち上げてみて軽くなっていたり、土の色が白っぽくなっていたりしたら、水やりのサインです。
心配なら、割り箸なんかを土に挿してみて、抜いた時に土がついてこなければOK。
あげる時は、鉢底から水が出るくらいたっぷり。
でも、受け皿に溜まった水はすぐに捨ててください。
特に冬場はさらに水やりの頻度を減らして、断水気味にするのが安全です。
「日陰」ってどこ?最適な置き場所の見つけ方
じゃあ、具体的に「日陰」ってどこに置けばいいの?って話になりますよね。
多肉植物 日陰を好む種類でも、真っ暗な場所では育ちません。
必要なのは「明るい日陰」です。
直射日光が当たらないけど、部屋の中で一番明るく感じる場所を探してみてください。
例えば、レースのカーテン越しの日が当たる場所。
これは直射日光を和らげるので、多くの多肉植物にとって理想的です。
北側の窓辺も、一日を通して安定した明るさがあるのでおすすめです。
ただし、窓辺は夜になると冷え込むこともあるので、冬場は要注意。
室内の中央部でも、日中電気をつけなくても本が読めるくらいの明るさがあれば、大丈夫な種類もいます。
一番ダメなのは、風通しが悪くてジメジメする場所。
根腐れや病害虫の原因になりやすいので、ここは避けてください。
- 水やりは「土が完全に乾いてから」が基本
- 鉢底から水が出たら受け皿の水は捨てる
- 冬場はさらに頻度を減らす
- 置き場所は「明るい日陰」を選ぶ
- レースカーテン越しや北側の窓辺がおすすめ
- 風通しの悪い場所は避ける
徒長させないための秘訣と注意点
多肉植物 日陰での管理で避けたいのが「徒長(とちょう)」です。
これは、光を求めて茎や葉っぱがひょろひょろと間延びしてしまう現象。
見た目が悪くなるだけでなく、株自体も弱ってしまいます。
徒長を完全に防ぐのは難しいですが、少しでも抑えるためには、やはり「明るさ」が重要。
もし可能なら、週に数回、午前中の優しい日差しに数時間だけ当ててあげるだけでも効果があります。
「ローテーション作戦」と呼んでいますが、いくつか鉢があるなら、順番に明るい場所に移動させてあげるのも手です。
あとは、水やりの頻度を控えめにすること。
水が多いと成長しようとして徒長しやすくなります。
そして、たまにはよーく観察してあげてください。
葉っぱの色が薄くなったり、間隔が広がってきたら「光が足りてないよ!」のサインかもしれません。
早めに気づいて場所を調整してあげれば、徒長を最小限に抑えられますよ。
多肉植物を室内で育てる時の光問題と解決策
多肉植物を室内で育てる時の光問題と解決策
室内光だけじゃダメ?多肉植物に必要な「光」の正体
多肉植物を室内で育てる時の光問題、これ結構頭を悩ませますよね。
「うちの部屋、明るいんだけどな…」って思っていても、多肉植物にとっては「うーん、なんか足りないかも」ってことが多いんです。
人間の目で感じる明るさと、植物が光合成に必要とする光は、ちょっと違うんですよね。
特に窓ガラスを通した光は、植物に必要な紫外線などがカットされてしまうこともあります。
光が足りないと、前のセクションでも触れた「徒長」が始まります。
茎が間延びして、葉と葉の間がスカスカに。
本来の色が出なかったり、全体的に弱々しい姿になってしまいます。
まるで、夜中にこっそり冷蔵庫を開ける子供みたいに、必死で光を探して伸びていく姿は、見ていて切ないものがあります。
室内でも育つ種類はいますが、それでもある程度の「光の量」と「光の質」が必要なんです。
光不足を解決!手軽にできる補助光テクニック
じゃあ、室内で光が足りない場合、どうすればいいのか。
一番手っ取り早いのは、植物育成ライトを使う方法です。
最近はLEDタイプで、コンパクトでおしゃれなものも増えてきました。
一日中つけっぱなしにする必要はなくて、日照時間が足りない分を補うイメージで。
例えば、朝数時間と夕方数時間当ててあげるだけでも、徒長を抑えるのに効果があります。
ライトまではちょっと…という場合は、置き場所の工夫で乗り切る手も。
壁が白い場所や、鏡の近くに置くと、光が反射して明るさが増すことがあります。
あとは、冒頭でも触れた「ローテーション作戦」ですね。
週末だけ窓際に移動させるとか、晴れた日の午前中だけベランダに出してあげるとか、できる範囲で日光浴をさせてあげましょう。
ただし、いきなり強い直射日光に当てると葉焼けするので、徐々に慣らすか、午前中の優しい光を選んでください。
- 植物育成LEDライトを活用する
- 白い壁や反射板の近くに置く
- 晴れた日に数時間だけ窓際やベランダに出す
- 複数の鉢をローテーションで明るい場所に移動させる
室内環境を整える!光以外の重要ポイント
多肉植物を室内で元気に育てるためには、光だけじゃなく、他の環境も大事です。
特に重要なのが「風通し」。
室内は空気が滞りがちなので、意識的に窓を開けたり、サーキュレーターを使ったりして空気を動かしてあげましょう。
風通しが悪いと、土が乾きにくくなるだけでなく、病害虫の発生リスクも高まります。
水やりも、日陰で管理する場合はさらに慎重に。
土が乾くのに時間がかかるので、水やりの頻度は屋外で育てるよりもずっと少なくて済みます。
「あれ?前回いつ水やったっけ?」くらいでちょうどいいかもしれません。
土選びも大事で、水はけの悪い土だと根腐れしやすいので、多肉植物用の配合土を使うのが安心です。
japanplantcare.comでも、多肉植物に最適な土のブレンド方法を紹介していますよ。
室内管理は屋外より少し手間がかかる部分もありますが、その分、じっくりと観察して変化を楽しめるのが魅力です。
多肉植物 日陰でよくあるQ&A
多肉植物 日陰でよくあるQ&A
Q1: 日陰で徒長しちゃった!これって元に戻せるの?
「あー、うちの子、ひょろひょろになっちゃった…」多肉植物を日陰や室内で育てていて、一番ショックなのが徒長ですよね。
光が足りないと、植物は必死に光を探して茎を伸ばします。その結果、間延びしてしまって、本来のぷっくりした可愛い姿からかけ離れてしまうんです。
残念ながら、一度徒長して間延びした茎や葉っぱが、元の短く詰まった状態に戻ることはありません。
でも、落ち込むのはまだ早いです。
徒長した部分をカットして、仕立て直すことができるんです。
これを「切り戻し」とか「仕立て直し」って言います。
カットした茎の先は、乾かしてから土に挿せば根が出てきて、新しい株として育つ可能性が高いです。これが「挿し木」ですね。
元の株からも、脇芽が出てくることがあります。
ちょっと外科手術みたいでドキドキするかもしれませんが、これも多肉植物栽培の楽しみの一つ。
これを機に、増やしてみるのも面白いですよ。
Q2: 室内で育ててるけど、なんか元気がない…光以外に何が原因?
多肉植物 日陰での管理、光には気をつけてるつもりなんだけど、どうも調子が上がらない。
そんな時、考えられる原因は光だけじゃありません。
まず疑いたいのが「水やり」です。
前のセクションでも話しましたが、日陰だと土が乾きにくいので、ついつい水のあげすぎになっている可能性があります。
水が多いと根っこが呼吸できなくなって、弱ってしまいます。
次に「風通し」。
室内は空気が滞りやすいですよね。風が通らないと、土が乾きにくいだけでなく、カビが生えたり、カイガラムシなんかの害虫がつきやすくなったりします。
窓を開けて換気したり、サーキュレーターを弱く回したりするだけでも効果があります。
あとは「土」。
水はけの悪い土を使っていると、これも根腐れの原因になります。
多肉植物は水はけのいいサラサラの土が好きなんです。
心当たりがないか、一つずつチェックしてみてください。
- 水やりの頻度が高すぎる
- 風通しが悪く空気が滞っている
- 水はけの悪い土を使っている
- 鉢が大きすぎる(土が乾きにくい)
- 植え替えをしばらくしていない(根詰まり)
Q3: 多肉植物 日陰を好む種類でも、水やりは必要?毎日?
「多肉植物 日陰を好む」って聞くと、「じゃあ水はいらないのかな?」って思う人もいるかもしれませんね。
でも、どんな植物だって生きていくには水が必要です。
ただ、頻繁にあげる必要はない、というのが多肉植物の大きな特徴です。
特に日陰や室内だと、土が乾くのが本当にゆっくり。
毎日水をあげるなんて、絶対にやめてください!
それは多肉植物にとって、拷問のようなものです。
水やりのタイミングは、やっぱり「土が完全に乾いてから」。
鉢の大きさや素材、気温や湿度によって乾き方は全然違うので、「〇日に一回」と決めつけるのではなく、土の状態を見て判断するのが一番確実です。
心配なら、最初は乾かし気味にしてみて、葉っぱに少しシワが寄ってきたら水をあげる、くらいの感覚でも大丈夫な種類も多いです。
水やりのしすぎで根腐れさせてしまう方が、乾燥で少しシワが寄るよりはるかにダメージが大きいんです。
多肉植物を枯らしてしまう原因のほとんどは、水のあげすぎと言っても過言ではありません。
日陰でも多肉植物を楽しむ、諦めるのはまだ早い
「多肉植物 日陰を好む」というのは少し語弊があるかもしれませんが、この記事で紹介したように、光が控えめな場所でも比較的元気に育ってくれる種類は確かに存在します。
ハオルチアやリプサリスなど、直射日光が苦手なタイプを選べば、明るい室内でも十分に楽しめます。
大切なのは、それぞれの多肉植物の性質を知り、水やりや風通し、そして時々日光浴させるなどの工夫をすること。
日当たりが悪いからと多肉植物を諦めていた方も、今回ご紹介した情報を参考に、ぜひグリーンライフを始めてみてください。
意外とあなたの部屋にも、ぴったりな多肉植物が見つかるかもしれませんよ。